銀行・信金の７月貸出残高、６０５兆円　最大更新も伸び率は縮小

日銀が８日発表した７月の貸出・預金動向（速報）によると、国内銀行と信用金庫を合わせた月中平均の貸出残高は前年同月比２・９％増の６０５兆３８９０億円だった。伸び率は６月の３・１％からわずかに縮小したが、残高は過去最大を更新した。原材料高や新型コロナウイルス禍からの経済回復に伴う資金需要の増加などが要因。

国内銀行は３・３％増の５２８兆３７９８億円。このうちメガバンクなどの「都銀等」は３・１％増の２４２兆３１４９億円となった。地方銀行と第二地方銀行の合計は３・４％増の２８６兆６４９億円だった。

都銀と地銀、第二地銀を合わせた実質預金と譲渡性預金の残高は２・３％増の８７６兆２２４５億円だった。

銀行・信金の７月貸出残高、６０５兆円　最大更新も伸び率は縮小

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