→20年10-12月期以来の高い伸び、市場予想を大きく上回る
→輸出は前期比3.2%増・輸入4.3%減、物価高で個人消費は0.5%減
4-6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率6.0%増と、3四半期連続のプラスとなった。伸び率は2020年10-12月期(7.9%増)以来の大きさ。個人消費を中心に内需は低調だったものの、輸出の増加と輸入の減少が成長率を押し上げた。市場予想(2.9%増)を大きく上回った。内閣府が15日発表した。
前期比では1.5%増加した。輸出は3.2%増。供給制約の解消に伴い自動車の輸出が増えたほか、訪日外国人客(インバウンド)消費が好調だった。GDPの控除項目である輸入は4.3%減となり、プラスに寄与した。一方、物価高が続く中で個人消費は0.5%減と5期ぶりのマイナス。設備投資は横ばいだった。
年率換算の実質GDPは560.7兆円と過去最高を更新した。GDPへの寄与度は外需がプラス1.8ポイントと20年7-9月期以来の大幅なプラス。一方、内需はマイナス0.3ポイントと2期ぶりのマイナスとなった。
3期連続プラス成長 | 外需が押し上げ Source:内閣府
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実質GDPは2019年以来の3期連続プラス成長で、年換算でコロナ前の水準を上回った。もっとも、賃金の伸びが物価高に追いつかない状況が続く中、GDPの過半を占める個人消費は力強さを欠いている。輸出の先行きについても、海外経済が減速する中で慎重な見方もあり、日本経済が安定成長を継続できるかどうかは不透明な状況だ。
S&Pグローバルマーケットインテリジェンスの田口はるみ主席エコノミストは、4-6月期の成長を主導した非製造業の活動が7月に弱まっており、製造業も受注が悪化していると指摘し、純輸出の「増加は一時的」との見方を示した。
ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査部長は、コロナ前の経済規模を超える回復で「方向として良くなってきている」と指摘した。ただ、消費はコロナ前水準を回復しておらず、輸入の減少は内需の弱さを反映しているとも説明。「日銀の政策の正常化につながるという判断材料にはならない。これだけいい数字が出ると次はマイナス成長になりやすいので、政策的には難しいかじ取りになるだろう」と語った。
□キーポイント
●実質GDPは前期比1.5%増、年率換算6.0%増(ブルームバーグ調査の予想中央値はそれぞれ0.8%増、2.9%増)-前期は0.9%増、3.7%増に上方改定
●個人消費は前期比0.5%減(予想横ばい)-前期は0.5%増に上方改定
●設備投資は横ばい(予想0.4%増)-前期は1.8%増に上方改定
●輸出は3.2%増、輸入は4.3%減-外需寄与度はプラス1.8ポイント
後藤茂之経済財政担当相はGDPについての談話で、今後も30年ぶりの高水準となった春闘結果の賃金への反映を通じ、雇用・所得環境の改善が続くと見込まれるほか、企業には高い設備投資意欲が見られるとし、「景気の緩やかな回復が続くことが期待される」との見解を示した。一方で、「物価上昇の影響や海外景気の下振れリスクには引き続き十分注意が必要である」とも指摘した。
□四半期別GDP速報 : 経済社会総合研究所 – 内閣府
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/sokuhou/sokuhou_top.html
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2023年8月15日 8:51 JST
更新日時 2023年8月15日 11:09 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-14/RZCTWQT1UM0W01
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/sokuhou/sokuhou_top.html
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-09/RZ3KGNT0AFB401
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-19/RY1IS5T1UM0W01
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-28/RYH8FPT1UM0W01
> 一方、物価高が続く中で個人消費は0.5%減と5期ぶりのマイナス。設備投資は横ばいだった。
完全に終わりやんけ
>>4
日本は、終わっていません。
日本は、新型コロナの影響下でも、はたらいたり、お買い物をしつづけて、経済を回しつづけてきました。🌏
そして、「インフレにくらべておちんぎんが上がっていないのではないか。🤔」などと言われていますが、主婦がパートではたらける「女性が輝く日本✨」により、お父さんだけでなくお母さんもはたらける「1億総活躍社会👨👩👴👵」が進んでいますので、ネットでも、アベノミクスで好景気だという認識と、伝統的な家族観を重視する保守派の考え方が念頭に、「少子化の原因は、経済的な問題ではない。女性の社会進出だ。」みたいな声が、上がっているものと考えられる。🤔
円安効果かね。少子化対策をうまくやってくれれば80年代に戻れるかも。円高はデフレっちゃうからダメなんじゃね。
少子化ってもう無理じゃないかな。
福祉手厚い国だって2どころか1.5にすら満たない。
ドイツなんかは国家財政見たら未来は全く暗くないはずだが当然低いまま。
女性の社会進出、働きながらでも子育てしやすい環境、
金銭的な補助、全部整えてもダメ。
完全に少子化なんて無視するのがいいと思うわ。
ただし社会保障は有限だから、人よりいい老後送りたいなら子供作る、くらいで。
>>4
日本は、終わっていません。
日本は、新型コロナの影響下でも、はたらいたり、お買い物をしつづけて、経済を回しつづけてきました。🌏
そして、「インフレにくらべておちんぎんが上がっていないのではないか。🤔」などと言われていますが、主婦がパートではたらける「女性が輝く日本✨」により、お父さんだけでなくお母さんもはたらける「1億総活躍社会👨👩👴👵」が進んでいますので、ネットでも、アベノミクスで好景気だという認識と、伝統的な家族観を重視する保守派の考え方が念頭に、「少子化の原因は、経済的な問題ではない。女性の社会進出だ。」みたいな声が、上がっているものと考えられる。🤔
「とりあえずやってみて」とか「まずは自分で考えて」が、今の若者に響かない理由。
https://highkz.fikrifaizah.org/0815/1estuf07.html
このまま行くわけない。
調子が良くなる前に天災に見舞われるよきっと。
日本が力を付けると欧米が困るからな。
日本では、一部に、「食べ物が、小さくなっとる。😥」「食べ物が、高くなっとる。😥」みたいな弱音が見られるものの、「海外では、日本の食べ物が喜ばれています。🤗」「新型コロナの影響で減っていた外国人観光客が、帰ってきた。外国人観光客が、日本でお買い物をしている。🤗」みたいな報道を受け、食べ物の輸出や観光立国による、日本の国際的な地位の向上への期待が、高まっているものと考えられる。🤔
個人的には悲観的です。
・円安ブーストで上げ底
・輸入品に対する購買力低下
・個人消費の減退
企業収益は改善しています。長期的には賃金上昇でこういう歪みも解消されるはず。しかし短期的には為替変動で左右される数字で一喜一憂はしてらんないと思う。
日本政府が個人消費の落ち込みを手当てする経済対策をきちんとやったら、ものすごいカンフル剤として機能すると考えます。少なくともガソリン価格だけでも早く下げないと。燃料費は物流コストにも掛かってますから、効果はてきめんです。これは日銀の担当ではないので日銀に文句言うのはナンセンスです。
主要な製造メーカーの想定為替レートを超える為替変動が来たら企業利益もガタ減りします。アメリカの金融政策が利下げに踏み切ったら大きく動く可能性はあります。そうなったらヤバい。その前に購買力の回復を計るのは急務です。
>>8
いずれにしろ、円高デフレ脱却のかそくが、ニュースとかでは、「長引く物価上昇」などと別の名前で呼ばれていることで、国民の不安や混乱を、まねいているのではないか。🤔
出費は増えたけど逆に受け取るサービスは減ったよね?
>>8
いずれにしろ、円高デフレ脱却のかそくが、ニュースとかでは、「長引く物価上昇」などと別の名前で呼ばれていることで、国民の不安や混乱を、まねいているのではないか。🤔
成長する日本
衰退する中国と韓国
円安と値上げ効果だね
賃金も上がってるし
これでGDPが上がらない方が不思議
円安物価高で消費税が増収
そのおかげで税収が史上最高なんだから
GDPも上がらないとおかしい
マスコミ報道はディスるためにあるのか
原油高は要対策。
まずは省エネ家電売れ。
ガソリン減らすために超小型車も売れ
IoT減税再開
夜間電力値下げ
超好景気じゃん!
バブル期並だわ。
個人消費の伸びは前期より弱まっていても前年比ではプラスのまま
名目GDP成長率に至っては前期よりさらに伸びて年率換算12%
この状況でインフレ率が2%に収まるわけがねえ
主要企業の9割以上が個人消費の回復を見込んでいるしな
足元は猛暑の影響で夏物の販売が急激に伸びているみたいだしな
日銀が先月末にYCCを緩めて金利上昇を容認したが
金利上昇でBEI(債券市場の期待インフレ率)は
下がるどころか上がっているようだしな
BEIは利付国債の利回りから物価連動債の利回りを差し引いたものだが
日銀が金利を政策的に抑圧しているせいで
期待インフレ率が実態よりも低めに出てしまっているのを
期待インフレ率がまだ低いままだと誤認してんだろ
しかも足元は円安がさらに進行し
資源価格もじわじわとまた上がり始めている
その状況で主要企業の9割が個人消費の回復を見込み
アメリカ経済の先行きなんざどこも気にしていなくて
国内経済の先行きに強気
この状況を素直に見たら日本のインフレ率は
急激に下がっていくと思うか?
今のインフレ期待がひっくり返る要素はあります。
・ウクライナ紛争終結、原油価格と小麦先物価格が下落。
・アメリカで金融政策を変更。伴い米国債金利とドルの相場が大変動を起こす。
これが一ヶ月以内に重なると景気の腰折れがありえると考えます。特殊要因ですから実現性は薄いですけども。来たときに日本政府が機敏に動かないと危ない。
普段成長しなくてコロナでもたいして悪化しない、世界的な超インフレでもそこまでじゃない
日本の経済構造って他国と違うのかな
お前らが明日やる個人消費教えてくれ
わしは晩酌のビール一本多く買うわ
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